Stratasys J5 MediJet

医療モデルの3Dプリントを次のレベルへ Stratasys J5 MediJet

「Stratasys J5 MediJet」は学術医療センター、病院、医療機器メーカーが患者特有の解剖モデルや手術ガイドなどを、高精細なマルチマテリアルとマルチカラー機能を用いて、再現することを可能にするコンパクトな3Dプリンターです。外観や質感をリアルに表現できるほかに、ISO 10993-1:2018およびISO 18562-1:2017の基準を満たしており、蒸気、ガンマ線、エチレンオキシド (EtO) による滅菌が可能なことから、医療モデル作成の新しい標準を確立し、医療現場に革新をもたらします。

>医療用途が必要でない場合はJ55Primeへ

Stratasys J5 MediJet Introduces

生体適合性材料への対応

J5 MediJetは3種類の生体適合性材料に対応。いずれも皮膚接触30日以上、粘膜接触24時間、限定的な組織接触が可能です。殺菌もガンマ線殺菌(25-50 kGyの線量)、蒸気殺菌(132°Cで4分間、分画式前真空工程)、エチレンオキシド(EtO)殺菌(740 mg EtO /l/6hの露出/45°C/40-90%RH/デガッシング48-96h/回数2回まで)に対応する材料もあります。

豊富な物性やカラー材料に対応

生体適合性材料の他にも、ゴムライク樹脂やカラー材料などに対応し、計10種類を使用可能。これらの材料を組み合わせることで、鮮やかなフルカラーや質感を表現することができ、患者固有の正確なモデルを造形することができます。

品質と安全性

ISO 10993-1:2018およびISO 18562-1:2017認証に加え、510kクリア済みの臨床診断用セグメンテーションソフトウェアと互換性あり、ISO 13485の認証を取得しています。

多様なアプリケーション

多様な医療シナリオでの利用を想定しています。
■個別の患者対応の解剖モデルで術前計画を支援
■精密な解剖モデルを用いたトレーニングや教育
■手術ガイドやツーリングの作成
■医療機器の製品開発　等

高い効率性と使いやすさ

コンパクトなデザインで、小規模研究所スペースにも最適です。それにも関わらず、多様なモデルを一度に印刷できる大きなトレーを搭載し、処理時間を大幅に短縮します。さらに、GrabCAD Printソフトウェアにより、ファイルの自動修正やトレイ配置が簡略化され、造形プロセス全体を効率化します。

生体適合性材料

人体や動物などの”生体”と適合性を持った材料を使用して、医療現場で活用できるパーツを造形します。

【MED610】

皮膚接触30日以上、粘膜接触24時間、また限定的に組織接触が可能です。

【MED615RGD IV 】

硬質でアイボリー色の不透明な生体適合性材料です。皮膚接触30日以上、粘膜接触24時間、組織接触24時間まで可能です。

【デジタルABS Plus(MED531とMED515+の混合) 】

ABSライクの生体適合性材料で、他の材料と比較して耐熱性と靭性に優れています。医療用プロトタイピングおよび機能性能試験に活用することができます。また、皮膚接触30日以上、粘膜接触24時間、限定的な組織接触が可能です。

J55Primeとしての活用も、もちろん可能

J5 MediJetは通常通りのマルチマテリアルフルカラー3Dプリンターとしての活用も可能です。最大5種類の材料の同時使用、混ぜ合わせが可能で医療機器の筐体試作や治具、ノベルティ造形等、活用の幅がとても広いです。

細部に至るまで効率的なプロセスを実現

GrabCAD Print™ソフトウェアでワークフローを最適化します。STLファイルを変換および修正することなく、汎用的なCAD形式から直接造形ができます。そしてワンクリックでPANTONEカラーをマッチングします。時間のかかるペインティングや試行錯誤のマッチングは必要ありません。スマートなデフォルト設定、ツールチップなど通知によるシームレスな造形プロセスが可能です。さらに、モデル・トレイ・スライスプレビューの詳細ビューを使用して造形の前に必要な調整を行うことができます。

J5 MediJetの詳細仕様