ストラタシス社製「J55 Pro」の取り扱いを開始

省スペースで高精細造形が可能なマルチマテリアル3Dプリンター
ストラタシス社製「J55 Pro」の取り扱いを開始

アルテック株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：池谷壽繁（いけやとししげ）、東証スタンダード：証券番号9972、以下アルテック）は3Ｄプリンター業界最大手*のStratasys Ltd. （Nasdaq: SSYS）社のマルチマテリアルモノクロ3Dプリンター「J55 Pro」の取り扱いを開始いたします。

高精細3Dプリンター「J55 Prime」のプラットフォームを使用

PolyJet方式（インクジェット方式）の「J55 Pro」は、最大5種類の材料を同時に使用できるマルチマテリアルモノクロ3Dプリンターです。既存機種のマルチマテリアルフルカラー3Dプリンター「J55 Prime」からフルカラー機能を排除することで、より顧客ニーズに対応した製品となっています。造形品質や安定性はそのままで、発色性の高い材料VeroUltraWhite/VeroUltraBlack/VeroUltraClear、低ランニングコスト材料DraftGrey、軟質材料Elasticoシリーズ、ABSライク樹脂等、幅広い物性の材料に対応しています。

機種	最大造形エリア	材料
J55 Pro	(X-Y)最大1,174㎠	硬質透明材料：VeroUltraClear、VeroClear 硬質汎用材料：Veroシリーズ、DraftGray 軟質材料:Elasticoシリーズ ABSライク材料：Digital ABS 生体適合性材料：VeroContactClear

J55 Pro

日本市場に求められる機能を凝縮、汎用性を限りなく凝縮

完成度の高いモノトーンの試作や硬質・軟質材料を組み合わせた作業用治具の造形を可能にする機能が凝縮されています。主な特徴としては以下になります。

単色の白黒や透明はもちろん、それらを混ぜ合わせた中間色の表現やアッセンブリ造形が可能。
軟質材料「Elastico」と硬質材料「Vero」をソフトウェアで簡単に硬度調整することが可能。
5種類の材料カートリッジは造形途中の材料切れ防止のため2本差しが可能。

コンパクトな筐体で、オフィス環境にも設置可能

ストラタシス独自の回転式の円形トレイを採用し、造形サイズを犠牲にすることのない本体のコンパクト化、さらには造形時の静音性、造形スピードの向上、プリントヘッドへの負担軽減、造形品質の向上等を実現しました。また、外付けの空気清浄システム”ProAero”は造形中のニオイを除去し、オフィス環境でもストレスフリーでご使用いただけます。スモールオフィスから工場まであらゆる環境に設置できます。

J55 Proの回転トレイ

必要に応じて選べるサポート材”SUP710”、”WSS150”

「J55 Pro」では、寒天状で簡単に除去をすることができる「SUP710」と、ハンズフリー除去が可能な水溶性サポート材「WSS150」の2種類のサポート材が使用可能になりました。「SUP710」は、手作業やWaterJet（水圧式サポート除去装置）を使用することで、数分でサポート除去が可能です。水溶性サポート材「WSS150」は、造形後に30～40℃程度の水に漬けるだけでサポート材が溶けていき、手作業やWaterJetでのサポート除去では破損する恐れがある繊細な造形品や数量が多い造形品等のサポート除去に最適です。