アルテック株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:池谷 壽繁(いけや とししげ)、東証一部上場:証券番号9972、以下アルテック)が国内一次代理店を務める3Dプリンター業界最大手*のStratasys Ltd. (Nasdaq: SSYS)社が、PolyJet方式最小のマルチマテリアル3Dプリンター新製品「Stratasys J35 Pro」を発表いたしました。
テクスチャ表現の造形モデル
コンセプトデザインの造形モデル
低価格で高品質なマルチマテリアル3Dプリンター
これまで高額だったマルチマテリアル3Dプリンターですが、ストラタシスPolyJet方式新製品「Stratasys J35Pro」はコンパクトで高い性能を持ちながら、低コストで導入が可能なコストパフォーマンスの良いモデルになります。
マルチマテリアルで高品質造形が可能
PolyJet方式新製品「Stratasys J35Pro」は,既存機種の「Stratasys J55」から搭載された回転する円形トレイを採用。
造形エリアを犠牲にすることなく本体を極限までコンパクト化するとこに成功しました。
最大3種類の異なる材料の同時使用、混ぜ合わせが可能で、デザイン検証からエンジニアリングユースまで、幅広いニーズをカバーします。プリントヘッドの余計な稼働を無くすことでより高品質なモデルの造形が可能となっております。
硬質、高透明度(クリア)、ラバーライク、ABSライク、生体適合性材料など幅広い物性に対応
「Stratasys J35Pro」はアクリルベースのUV硬化性材料を使用します。一般的な色付きの硬質材料の他、ラバーライク材料の「Elasticoシリーズ」、ABSライク材料の「Digital ABS」、皮膚接触*に対応した「Vero ContactClear」、さらには従来機種でも対応していた低コスト材料の「DraftGrey」や高透明度材料の「VeroUltraClear」にも対応しております。
用途に合わせて自由に材料を選択することが可能となっており、必要とされるモデルを手軽に造形できます。
- ※皮膚接触
- ISO10993-1に準拠した生体適合性。無傷の皮膚への最大1ヶ月の接触
3種類のモデル材を組み合わせて、使い勝手の極限を追求
「Stratasy J35Pro」では使用する種類の材料だけを装填して造形することが可能です。
- 【材料の装填例】
- ・1種類の材料したい場合:モデル材1種類×2本 / サポート材×2本(計4本)
- ・2種類の材料したい場合:モデル材2種類×1本 / サポート材×1本(計4本)
- ・3種類の材料を使用したい場合:モデル材3種類×1本 / サポート材×1本(計4本)
また、モデル材もしくはサポート材を2本差ししている場合は、ホットスワップ機能により、片方の材料がなくなり次第もう片方のカートリッジに自動的に切り替わります。
また、1本のみで使用している際に材料の残り残量が少なくなった場合には、登録されているメールとソフトウェアのアラート通知により、そこから25分間は造形スピードを落として交換時間に充てることができます。
Stratasys J35 仕様
Stratasys J35 | |
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筐体寸法と重量 | 651 x661 x 774mm/98kg |
造形エリア | 最大1,174cm² / 最大高 158mm |
モデル材 | VeroUltra™ WhiteS/VeroUltra™ BlackS/VeroUltra™ ClearS
・低ランニングコスト材料 Draft Grey TM ラバーライク材料 Elastico™ Clear / Elastico™ Black ・ABSライク材料(2材の混ぜ合わせ) RGD531 (Ivory) / RGD515+ ・生体適合性材料 Vero™ ContactClear |
サポート材 | SUP710 ™ |
積層ピッチ | ハイクオリティスピード (HQS) 18.75μm |
材料カートリッジ本数 | モデル 3本+サポート材1本又はモデル 2本 +サポート材2本(1.1Kg) |
ネットワーク接続 | LAN TCP/IP |
ソフトウェア | GrabCAD Print™ |
電源仕様 | 100-240VAC. 50-60 HZ, 10A, 単相 |
準拠規定 | CE, FCC, EAC, cTUVus, CB |
PolyJet方式最小の3Dプリンター
Stratasys J35Pro
Stratasys J35Proは、造形トレイを回転させヘッドの稼働を最小限に減らすことで、造形品質を向上させ「コンパクト」なのに「高品質」な造形を可能にしました。スモールオフィスや工場環境への複数台設置などニーズに合わせた使い方ができます。